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南米アンデス音楽との出会い

私の長年の趣味は、フォルクローレと呼ばれる南米アンデス音楽です。

ケーナという竹(葦)で作られた縦笛や、長さの違う細い管を並べたサンポーニャ(シーク)という笛、ギター、そしてウクレレ程度の大きさに弦を10本張ったチャランゴという弦楽器、太鼓などが活躍する音楽です。

 

ケーナは俳優の田中健さんが吹いていたり、平泉成さんが製作していたり、時々テレビでも目にすることがありますが、サンポーニャ(シーク)やチャランゴは殆どマスメディアに出ることはないですねぇ。

 

ケーナで有名な曲は、何と言っても『コンドルは飛んでゆく』でしょう。

サイモン&ガーファンクルが歌い、世界的にヒットした曲ですが、この歌は『ロス・インカス』というアンデス音楽のグループが演奏した曲を、そのままバックに流して歌っているものです。

 

私が『ロス・インカス』のLPで初めて『コンドルは飛んでゆく』を聴いたのが、 1973年 中学校1年生の夏休みでした。

(もう37年前になるんですね~)

この『コンドルは飛んでゆく』の曲で、最初にかき鳴らしの弦楽器の音が聞こえますが、これがチャランゴという弦楽器です。

 

中学生当時、この、とても綺麗な音色のチャランゴという楽器と、哀愁を帯びたケーナの音色、そして子供心に、そろそろ日本が物質的にも豊かになってきた時代背景も影響してか、同時にアンデス音楽の背景にある、『インカ帝国』への興味が強くなって行きました。

 

ご存じのように、『インカ帝国』は、スペイン人の手によって16世紀に滅びましたが、最近、行ってみたい世界遺産のTOPとも言われる『マチュピチュの遺跡』は、1911年ハイラム・ビンガム氏に発見されるまで、約400年近くも存在が確認されなかったのです。

小さな秘宝が400年見つからなかったのではなく、あんな大きな遺跡がですよ~ 。

 

この、ベールに包まれたインカ帝国そのものが、中学生の私には刺激的でして、アンデス音楽を聴きながら、神秘の世界にうっとりと逃避していたものでした。

 

もう笑い話ですが、あまりにも逃避し過ぎまして、何度か、高校行くのを逃避したこともありました。

高校入学と同時に、ケーナ、サンポーニャ、チャランゴと楽器を入手したり、自作したりして、同じアンデス音楽を追求している友人とも知り合いになり、それがこの年になっても続いているわけです。